感謝するということ
- rokusenkankendo
- 2018年6月3日
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おばんです。
本日は鹿角錬成会に参加させていただきました。
合同チームも含め3チームの参加でしたが、どのチームも目的意識を持って頑張っていたように思えます。
あることで感謝するということを考えてみました。「感謝=ありがとう」ではない。
剣道では沢山の礼があって、いろんな意味を持ちます。今日、生徒に伝えたかったのは、感謝の根っこの部分。なぜ感謝するのか、それは相手の頑張りや、苦労を知って、それに対して心からありがとう。やってもらって嬉しかったよということ。ただ良い経験ができたから、おかげで楽しかったから、ではない。
この経験をさせていただくために、たくさん準備をして、身を削って開催してくれた方々への感謝。自分の時間を私たちのために費やしてくれた父兄の方への感謝。
それが今日はできていない。いつもはできていたのに。一番になったからかな。だとしたらいつもできていたことは本物ではないよね。
自分の指導力のなさ、言葉に重さがないことが悔しいです。心に響いていない証拠。
弱くてもいい。へなちょこ剣道でも構わないから、中学校へ送り出すとき、子鹿たちには人の気持ちを考えられる、思いやれる、あたたかい子達であってほしい。
うちの子鹿たちは本当に良い子ばっかりです。みんな心から可愛いと思える。だからこそ、求めるものが大きくなってしまう。
もっとこうしてほしい、気付いてほしい、、、本当の感謝は人の喜びや、悲しみ、苦労を知ろうとすることから始まるのかなと思います。勝ったのなら隣には必ず負けた子がいます。自分たちの試合が終わってもまだ戦っている選手、審判、主催者がいます。
相手の気持ちになってみて、少し止まって考えてみて、周りを見て、今その判断が正しいのか、人から言われるがままは成長なし。それは頭を使ってないから。まずは自分で考えること、悩んだり、迷ったら仲間がいる。俺がいる。一緒に考えよう。それが道場の成長につながる。
鹿泉館がみんな同じ考えを持ち、同じ血が流れる「家族」になった時、剣道も人としても大きく進化する時だと思う。
最後に、開催していただいた鹿角剣道連盟の先生、ご父兄の皆さんと試合錬成をしていただいた多くのチーム選手に感謝申し上げます。特に鹿角の先生方には錬成会、大会と本当にいつもお世話になっており、頭が下がります。準備、運営とご難儀おかけしました。本当にありがとうございました。